太陽電池の半導体や液晶
半導体や液晶でかつて世界を席巻していた日本企業だが、次々と競争から脱落してしまい、いまや世界に覇を唱えるだけの実力と意思を持った企業は、半導体では東芝とエルピーダ・メモリの2社で、液晶ではシャープの1社だけになってしまいました。
太陽光発電もそうですが、海外の追い上げはものすごい様です。
しかし、生き残った3社については、世界の競争相手からも一目置かれ、その動向には世界中の業界関係者が注目して、日本の産業界も大きな期待をかけています。
従業員の士気も高いです。
東芝、エルピーダ・メモリ、シャープに共通しているのは、経営陣が明確に世界1位獲得という目標を宣言して、戦略や行動計画に落としたうえで、組織の末端に至るまで目標を共有しているところです。
坂本社長がトップになった後のエルピーダ・メモリは、若手社員ですら、会社が目指すDRAM市場での復権という方向性と、シェア収益拡大のための基本戦略、行動計画をスラスラ説明出来るという点が際立っています。
エルピーダ・メモリは日立製作所とNECのDRAM部門を統合して出来た会社だが、同時期に設立された半導体メーカーが、利益重視を謳いながら、役員クラスですら具体的な行動計画を明確に説明出来なかったのとは好対照で、その後の明暗もくっきり分かれた結果となりました。
会社全体で目標を共有することで、社員の力が高い目標を目指して結集され、また、各社員が自律的に目標に向かって、改善、改革に取り組み、上司が命令しなくても嬉しそうに深夜残業をこなす光景が見られているのも現状です。
技術で差別化できない産業、または技術参入障壁がない産業は、必然的に労働力が安いか、法人税率が低い国へ生産シフトすることになります。
エルピーダ・メモリ、東芝、シャープ共に技術力による差別化は、勝ち残り戦略の中核です。
2011年11月08日 |
カテゴリ:SEO